ALSリバーサルチャレンジ カールの場合

メンタル強化

今回は私の闘病仲間、カールを紹介します。 

2018年にALS発症。

2021年にALS診断確定。

現在、ALSリバーサルにチェレンジ中です。 

最近、ALSの進行はほぼ止まり、一部はまだゆるやかに進行中、一部はリーバスが始まっています。

今回の短い動画で、みなさんに感じて欲しいのは、彼のPMA―Positive Mental Attitude(前向きな心構え)です。

 PMAとは、私の食事療法の本で紹介したALSリバースの先駆者エリックエドニーが言っていた「難病を治すために絶対必要なこと」です。

 カールは、PMA(前向きな心構え)の見本となる人物です。 

動画の中の彼の表情を見て、感じると思いますが、カールはALSと診断されているとは思えないくらい眩しい笑顔で、彼のストーリーを語っています。 

もちろん、彼もここまで来る道のりは険しく、決して楽ではありませんでした。特に診断されてからは、家族でどん底に落ちたと言っていました。 

でも今の彼の表情が、生き生きしているのは、彼が「自分が治る」と信じていること、そして「治す」という目標があるからです。 カールと話していると、たまに彼が眩しすぎて、サングラスをかけたくなるくらいです。(笑) 

そして「この人は、必ず治る」と、私は確信しています。というより、彼を見ていて確信せざるを得ないのです。 

カールは、私たちのALS・神経難病リバースチャレンジのグループの中でも、スペシャルな存在で、彼のポジティブさは、時には治療でスランプに陥っている私や周りに勇気と希望を与えています。 

そして彼のもっと凄いところは、彼がスランプになったところも隠さず、素直に、「また症状が後退してしまった」と皆に言うところです。 

そこがかっこいいんです。いいところだけ見せなくていいんです。 

ALSや難病をリバースする時の特徴は、これなんです。 良くなって、悪くなって、もっと悪くなって、また良くなって、少し悪くなって、またまた良くなってを、何度も繰り返し、徐々に徐々に良くなっていくのです。 

もちろん、私も何度も同じことを経験しています。ストレートに良くなった人は、私の知る限り、一人もいません。 

私たちの行っている治療は、デトックス療法の本のあとがきにも書きましたが、はっきり言って辛い時があります。

 3歩前進したと思って喜んでいたら、いきなり5歩くらい後退することもあります。
でも挫けず、また治療に励みます。そうすると次は7歩くらい前進します。

その繰り返しを繰り返すと、徐々に治療も症状も楽になっていきます。 そして症状が少しでも楽になってきたら、嫌でもポジティブになれます。希望の光が見えてくるからです。 

治療を始めた当初は、誰もが本当に真っ暗闇のトンネルの中を、恐る恐る歩き始めます。

 先が見えません。自分のしている治療が本当に正しいかどうか分かりません。 

でも、見えない真っ暗闇の中で、闘病仲間と手を繋いで歩き始めたらどうでしょうか。
そこまで怖くはありません。 躓きそうになったら、他の闘病仲間がしっかり手を繋いでいてくれます。

だから、転んでも簡単に起き上がれます。一緒に転んだら、一緒に起き上がれます。 いつか、そんな闘病仲間と一緒にトンネルの外に出たいなあと思っています。

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